村上純子バレエスタジオ
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村上純子
バレエスタジオ

村上純子バレエスタジオ

048-884-1314

受付時間 10:00-13:00(土日を除く)

バレエと怪我 医療との取り組み

最近のバレエの研究では

 

 

「バレエで身体の筋肉が変わる」だけではなく

 

 

「バレエで脳の回路や強く働く部分が変わる」ということが分かってきたことや

 

 

病気を根本から治す薬の開発はほとんどがないとバレエドクターからお話しを聞いたことがあります。

 

 

そのため、病気の進行を遅らせたり症状を緩和させることが中心となるようです。

 

 

神経難病の治療は世界中で研究されていますが

 

 

その方々がバレエのレッスンを続けていくと

 

 

日常生活で転びにくくなって身体のバランスが安定したり

 

 

介護をする方たちの負担が減ったという内容が医学論文にもなっているようです。

 

 

世界ではバレエと医療との取り組みがされています。

 

 

 

 

 

イングリッシュナショナルバレエ

「神経難病の方のレッスン」YouTube

 

 

 

 

日本語字幕ではありませんがレッスンの様子がご覧になれます。

 

 


 

 

怪我をしたときにどこで治療すればよいのか迷われた方も多いのではないでしょうか。

 

 

バレエドクターからのお話しですが

 

 

怪我をしたら「安静にして」と言われるのはバレエの動きを知らないからというのが大きいようです。

 

 

怪我をするとその部分を治すことだけに意識がいきがちですが、できることはたくさんあるとおっしゃっています。

 

 

例えば、怪我をしていない方の足、腹筋、背筋、心臓や肺の動きなど

 

 

普段あれだけ汗をかいて息を切らしてレッスンをしていますから

 

 

持久力やスタミナに大きく関係しているので

 

 

いきなり全てをやめてしまうと弱ってしまい身体の負担にもなります。

 

 

人間の筋肉は1日動かさないと5%前後減るとも言われています。

 

 

今の時代は手術をした翌日からリハビリを始める病院だけではなく

 

 

術前からリハビリを行う病院も増えてきているようですよ。

 

 

せめてできることを行うか、行わないかで

 

 

レッスンの復帰が大きく変わるのでしょうね。

 

 

 

 


 

私も靭帯損傷、骨折、股関節の水などたくさんの怪我を経験しています。

 

 

最近ですと昨年の7月13日に怪我をしました。

 

 

右足首外側の1箇所の靭帯が完全損傷、2箇所の靭帯が部分損傷の3か所の怪我でした。

 

 

昨年の緊急事態宣言が発令されてから、身の回りはおおごとになっていました。

 

 

宣言発令前日まで発表会に出るためのレッスンを最後までみんなで諦めずに練習をしていたのに

 

 

予定されていたものが全てなくなってしまいました。

 

 

新しいスケジュール調整や連絡のやり取り

 

 

資料作成、オンラインレッスンの準備と

 

 

自宅にいる時間が多かったため筋力体力が低下してしまいました。

 

 

そして、レッスン中に怪我をしてしまったのです。

 

 

レントゲンとエコーで診断されたあとは、ギプスでしたが

 

 

長期間のギプスの固定は筋力が低下してしまう

 

 

ドクターも私がダンサーということを知っていたので

 

 

テーピング固定を1週間ほど毎日通院をして行うという方法を選びました。

 

 

本当は2週間のテーピング固定だったのですが、それに抵抗があったため

 

 

テーピング固定が1週間でOKをもらえるための条件をドクターと理学療法士さんからいただき

 

 

自宅でできる範囲のストレッチや筋トレを行い

 

 

1週間のテーピング固定だけをクリアすることができました。

 

 

ただ、腫れている、松葉杖、歩くのもゆっくり、走れない、しかも痛い。

 

 

病院のリハビリもバレエの動きを知らない人たちで微妙だし

 

 

踊るなんてほど遠い。

 

 

バレエを知っている治療家のもとへ行こうかしばらく考えた結果

 

 

バレエはリハビリになることを自分で実験してまわりに見てもらうため

 

 

できるところまで治すことを決めました。

 

 

怪我をした現場やしばらくヨタヨタしながらバーレッスンやセンターレッスンをしていた姿や

 

 

日曜通し稽古、舞台本番の姿を見ていたと思いますが

 

 

今せめてできることを行っていました。

 

 

トウシューズを履くのも舞台本番3ヶ月前を切っていたのでかなりギリギリでしたが

 

 

バレエのレッスンをリハビリとして上手に行えばあの程度なら踊れるようになります。

 

 

バレエのレッスンはリハビリに効果があるのを常に感じるのです。

 

 

7年前、両股関節に大量の水が溜まり歩けなくなって「もうバレエは踊れない」と言われましたが

 

 

バレエ、ピラティス、バーオソルのトレーニングで自力でここまで回復させました。

 

 

まだ足と股関節には不具合が残っているので、そこはメンテナンスを行う予定です。

 

 

みんなに同じことを求めているわけではありませんよ。

 

 

もし怪我をしてしまったらMRI、レントゲン、エコーなどで骨や靭帯に損傷がないかをまず確認して下さいね。

 

 

状況によってはギプスなどで固定もあるでしょうから

 

 

相性の良いドクターや治療家を見つけて相談の上

 

 

怪我をしていないところをバレエでリハビリとして出来る範囲の中で行うことをお勧めします。

 

 

このような状況の私でも出来たのだから、みんなにもきっと乗り越えられるよ。

 

 

怪我をしてしまった人はそのときは辛いけどずっとは続かないし

 

 

怪我は身体作りやバレエの基本を振り返るチャンスでもある

 

 

怪我をしていない人は自分の身体が健康であるだけでありがたいことに感謝してね。

 

 

それにみんなはまだまだ若くて、とても恵まれた環境の中にいるのだから

 

 

日々の一時的な現象にそんなに嘆かないで

 

 

胸を張って元気に過ごしてね。