受付時間 10:00-13:00(土日を除く)
祝日の多い週でしたが、いつも通りにバレエに通いレッスンに励む姿が立派でした。
皆さん、よく頑張っていましたね。
今週もレッスンにご参加いただきありがとうございます。
レッスン前の準備1〜7番、今日のレッスンの目標になる「いつ・どのとき・どのように・どうするのか」を書いてもらいました。
書いている内容の質や字が上手になってきた子もいて、頑張って書いていますよ。
先週はレッスン前後がバタバタしてしまい、数名の初等科さんのノートを返しそびれてしまいました。
みんな、ごめんね!
今週は9月のバレエストレッチ検定の週で、先月よりも合格者が多く素晴らしかったです。
合格まであともう少しの子は先月の状態をキープできているので大丈夫
自信を持って引き続き来月も頑張りましょう。
先週と引き続きバレエの最初の一歩である「姿勢」「呼吸」「じっと止まっていられること」を大切にしながら行っています。
レッスン中は教師から「準備」と声がかかると3秒以内にピタッと止まり、準備ができるように指導しているので
発表会の振付けや日常生活の中でも動作が機敏になる習慣が身につくようになっていきます。
バレエのレッスンでは骨盤を立てることを意識して踊っています。
骨盤は身体の真ん中にあるので、骨盤の使い方により骨盤から上、骨盤から下の動きが変わっていきます。
姿勢が悪い人は骨盤が前傾、後傾しているのでバレエの「身体の引き上げ」を使うことで、骨盤を真っ直ぐ立てられるようになり姿勢の改善、踊り方の改善にも繋がります。
このため、日々のレッスンでは「骨盤を立てる」「身体を引き上げる」ことを行っているのです。
「バレエノートの書き方」のテキストを行っている子たちは「調子が悪い日のレッスンはどのように工夫して行っていくのか」を考えながら書いています。
例えば、怪我や眠気、疲れ、なかなか思い通りに踊れない葛藤があるときのレッスンの受け方など
バレエを続けていれば誰もが通る道なので今は大変かもしれないけれど
今できることを一つずつ行っていけば上手に付き合える方法が見つかるから大丈夫。
「踊れる・キレイになる・スキルになるバレエ」のテキストを行っている子たちとは
バレエから得られる「美的センス」や「凛とした雰囲気」について一緒に考えました。
バレリーナは全身を鏡に写して身体のすみずみまで意識して踊るので
どうすれば自分はキレイ見えるのかを日々研究しています。
そのため、立ち居振る舞い、ファッションやメイクの美的センス、内面の強さからくる凛とした雰囲気も自然と磨かれていくのです。
このクラスも合格者がいて素晴らしかったです。
あともう少しで合格できるキープの子もいるので、その調子で頑張りましょう。
「両足前屈」、「足長ストレッチ6番ポジション」はリンクしているので同時に練習していると2つ同時に合格できるのでお勧めです。
筋肉は固めるのではなく「身体を常に引き上げながら」「筋肉を引き伸ばすようにして」
両足や二の腕の下側の筋肉を外側に回して使っていくので、引き締まったしなやかな筋肉となるお話しをしました。
足の内転筋、腕の上腕三頭筋はたるみやすく、鍛えにくいのですがバレエのレッスンでは鍛えやすいのです。
また、バレエはインナーマッスルを鍛えるのでムキムキとした大きな筋肉になりにくいようになっています。
こういったことをみんなは日々コツコツ学んでいるんだよね、とても立派です。
アンシェヌマン「踊りの順番」の覚え方のお話しをしました。
「一緒に動く」
「よく見て、よく聞いて覚える集中力と気持ちの強さ」
「バレエ用語はひとつの単語であり、一曲の中での振付は文章」として考える
英文と同じように、バレエも単語と単語を組み合わせて文章を作っていくように振付を覚えていくイメージです。
日頃のレッスンで「バレエ用語と動きはセットで覚える」のは
振付を少しでも早く覚えるためでもあるんだよね。
発表会や公開レッスンなどを経験すると、この能力はグッと成長します。
その調子でひとつずつこなしていきましょう。
「踊れる・キレイになる・スキルになるバレエ」のテキストでは
「チームワーク」、「機敏な動き」についてみんなで一緒に考えました。
発表会期間中のことを思い出しながら大勢で一緒に踊るときは、どのようなことを考えていたのかを書いてもらいました。
「まわりの空気を読む」「相手に合わせる呼吸」「みんなで話し合い確認し合う」「相手の気持ちを考える」など
発表会を通して彼女たちは大きく成長しています。
今月の検定はどのクラスもとてもよく頑張っていて驚きました。
受験が終わり復帰して一時期は身体がかたくなってしまった子は受験前のコンディションに戻り始めたり
「両足前屈」や「足長ストレッチ6番ポジション」のフォームがとてもキレイになりましたよ。
その調子、来月は8級、7級を目指してみましょう。
今週の土曜日レッスンはおもしろいレッスンを行いました。
アシスタントの先生と私で組んで、全クラスのレッスンを担当しました。
土曜日の高等科は人数が多いので、アシスタントの先生がアンシェヌマン(踊りの順番)をまず見せます。
プリエからずっと複雑な内容で「テクニックをつけるための動くレッスン」でしたよね。
最初は「難しいな」「これは大変」というみんなの雰囲気が伝わっていましたが
この日は「あるテーマ」があったので、みんなの力を信じて見守りました。
ただ、まだ知らない動きなどがあった場合は私がもう一度その動きを先生にお願いして分解作業を行ってもらいました。
アンシェヌマンを覚えるときのみんなの真剣な眼差し、緊張感、たくさん汗をかきながら
いつもと違う先生、アンシェヌマン、音楽で脳や感性が刺激されていましたね。
音楽がかかっている間は私がみんなのまわりを巡回して、言葉で「次はあれ、これ」とガイドしていき、身体をさわってなおしていきます。
途中で分からなくなってしまった子には、隣のバーに入って、一緒に踊ったりと
教師2人で動き回りながら進行しました。
何グループかに分かれて、テクニックをつけるために動きをたくさん増やしていきます。
バーレッスンの中盤あたりから、みんなが徐々に慣れてきたのを感じました。
アシスタントの先生がアンシェヌマンを見せてくれた後は音楽をかけて
少し不安でも「とりあえずやってみる」という気持ちで挑戦していました。
間違えてしまったり、あらけずりだったり、自分の理想にはまだ届かないところもあったかもしれないけれど
1クラス通してなんとかできたでしょう?
「まだまだ上手になれる可能性を秘めている」ことをみんなの踊りを見て思いました。
前半のバリエーションクラスはフロリナ王女のバリエーションを行いました。
教師2人で行い、1人につき1人の先生につきっきりというなかなか普段にはないレッスンだったので
恥ずかしそうに照れながらも一生懸命に踊っていました。
後半のバリエーションクラスでは、コンクールの振付指導や
ライモンダの振付では、アームスの使い方やピルエットの回る前のポジションの確認などの細かい分解作業を行いました。
長い時間お疲れ様でした。
この日、レッスン後の感想を聞いたところ
「テクニックを学べて楽しかった」「難しいこともあったけど動けて楽しかった」などの声がありました。
「動きが複雑でそちらに意識がいく分、基本の身体作りをする余裕がなかったでしょう」とたずねると
全員が大きく頷きました。
私たちは日頃、つきっきりで「あれ、これ」と言葉や身体を触ってもらい
最大限に踊れるエンジンをかけるために地道な基本の身体作りのレッスンを受けているの。
テクニックをつけるレッスンはそれを自分で行う力が必要なんだよ。
「基本のレッスンの大切さとありがたみ」
そして、動くレッスンでテクニックを学ぶ楽しさを通して
「いつもと違う結果を出すためのいつもと違うことに挑戦する大切さ」の
2つを経験してもらうことが、この日のテーマだったのでそのお話しをしました。
「基本のレッスン」と「テクニックのレッスン」は両方に良さがありますから
バランス良く上手に使っていきたいね。
みんななら、きっとできるよ。