受付時間 10:00-13:00(土日を除く)
調神社ではイチョウの木の紅葉が綺麗な季節になりましたね。
今週も寒い中レッスンにご参加いただきありがとうございます。
みんなのバレエノートや筆記用具は可愛らしいデザインやカッコイイ色、お母さんお手製のブックカバーなどで彩られていて素敵ですよね。
10分間の短い時間ですが、書いて、見て、おしゃべりして内容の濃い時間です。
みんなだいぶ慣れてきたね。新しいことを取り入れてここまで一緒に続けてきてくれてありがとう。
全員、座り方の姿勢が綺麗になりました。特に前屈、開脚、足長ストレッチを念入りに行っています。
この時期からバレエを始めると皆さん吸収が早いですね。
今現在だけではなくて、大人になったときにさらに価値あるものと感じられる日が必ず訪れますので日々の経験や得たことをどうぞ大切にしていって下さい。
年内最後のバレエストレッチ検定に向けて頑張りましょう。
バーレッスンではお話しを良く聞いて、身体の動きを良く見て覚え、音楽に合わせて踊ることで集中力が養われます。
それと同時にお話しを聞くときの礼儀作法も学べます。
例えば姿勢を良くして、モジモジ動かないで落ち着いて相手の話しを聞くなど
バレエは身体の姿勢だけではなく心の姿勢も正してくれるのです。
バレエを習いたての頃はこの集中した空気に慣れるのに時間がかかることもありますが
少しずつこういった緊張感に慣れていくのもお勉強だからね。
お兄さん、お姉さんたちも同じような経験をして今がありひとつの通過点ですから大丈夫。
何グループかに分かれて女の子は白鳥さんのパドブレ、男の子は歩き方を行いました。
アレグロのエシャペでは、前のグループが踊り終わって次のグループの子たちが自分たちの始まる音をきちんと理解していたのが素晴らしかったです。
言われなくても自分たちで行動する力が身についていますね。
メリーポピンズも元気良く笑顔で踊れるようになりました。お父さん、あ母さんたちにもお披露目したいね。
この週は皆さんの来年に向けてのバレエの目標を教えてもらいました。
踊りのテクニックや柔軟性、内面、所作、美しさなど
バレエから求めているものは人それぞれ年齢や時期によっても変化します。
皆さんの求めているバレエのレッスン作りの参考にさせてもらいますね。
このクラスはバレエストレッチ検定の合格者がたくさん増えているので皆さんの日々の頑張りを感じています。
身体が綺麗になる良い時期だからね。
バットマン・ルルベランには「ゆっくりと途切れないように脚を上げていく」という意味があります。
片手バーで行うのは難易度がありますが、動足と軸足のターンアウトが良くなっていますよ。
シソンヌ・フェルメには「閉じられた」という意味があるジャンプでセンターレッスンのワルツでよく使われますね。
踊り終わったら次のグループの人たちにぶつからないようにはけること、待機する場所なとも考えましょう。
レッスン後、進級のお試しレッスンに参加している子たちは顔を真っ赤にして「あつーい」と言っていたので
先生の冷たい手のひらで、おでこを冷やすと「きもちいー」と言いながら休憩していました。
このクラスの皆さんにも年明けに向けてバレエからどのようなことを学び、何を得ていきたいかを教えてもらいました。
お姉さんたちになると小学生の頃とはまた違った習い方、目的に変化していきますよね。
今後の皆さんのレッスン作りの参考にさせてもらいます。
もも裏のハムストリングスの内側、真後ろ、外側、おしりをしっかりとほぐしておきましょう。
股関節や肩周りをほぐすトレーニングも念入りにね。
トウシューズを履くようになると「ポワントワーク」という
バーレッスンをトウシューズを履いて行うレッスンを開始します。
バレエシューズでルルベ(背伸び)をしていたことをポワント(つま先立ち)で行います。
身体の軸や足裏の筋力を鍛えるトレーニングになるので、センターレッスンでトウシューズを履いて踊れるようになるための大切な練習になります。
ピケ・ターンのピケには「突き刺す」という意味があります。
針を布に刺すように軸足を地に向けてしっかりと突き刺し、軸を細くしてボディをのせていくことが大切です。
床に突き刺す前のロンド・ジャンプの通過も大切にしてね。
前半のバリエーションクラスでは、ソロで踊るため堂々と自分を大きく表現することを伝えています。
思春期に入るとこれが恥ずかしくなってしまう時期もありますが、それもひとつの通過点です。
アラベスクを高く膝を伸ばして上げられるようになった子もいて頑張っていましたね。
後半のバリエーションクラスではライモンダの新しい振付と四羽の白鳥を引き続き行っています。
この日はバリエーションクラスのお試しレッスンの子もいて、いつもと少し違う雰囲気でチームワークも必要だったかと思います。
手の繋ぎ方を修正したり、お姉さんたちのアドバイスもたくさんあったので次回に生かしていきましょう。
この日はご父兄から差し入れの美味しいおにぎりをいただきました。ありがとうございます。
学校や塾ではそれぞれの科目があり担当する教科の先生がいますよね。
病院では受付、診察をしてくれる各科の専門医師、補佐の看護師、理学療法士によるリハビリ、お薬は薬剤師が処方してくれます。
それと同じようにバレエ教室でもレッスンのクラス担当、基本、テクニック、身体作り、コンクール、舞台構成、受付、事務など
それぞれの先生たちが得意分野を生かしながら役割り分担をして協力し合いチームで運営をしています。
その中で「優しさ」と「厳しさ」にも役割り分担があるのです。
ピリッとした空気で集中力、スキルアップのための「もっとやってごらん」に挑戦すること、言われてすぐに直せる内容を何度も繰り返さないこと、途中で投げ出さないこと、諦めないことを教える「厳しい先生」
励まして褒めてモチベーションを上げたり、厳しい先生が伝えたいことをまた別な角度で説明したり、乗り越える意味やメリットを教えたり、親子や師弟関係の修復などは「優しい先生」
皆さんの教育にはどちらも必要なの。
日々、皆さんはこういったことをご家庭で愛情深く教えられていて優しさと厳しさの両方で育てられていますよね。
ただ、ご両親だけではなくて他の大人からも教えられる環境と経験も必要です。
学校や塾は主に学業を学ぶ場所なので、こういったことは習い事教室から学ぶことが多く求められるように変化していて
今の時代だから受け入れられる厳しさと、少し工夫をしなければ受け入れられない厳しさがあるように感じられます。
どの世代の人たちもさまざまな場面でご経験があるのではないでしょうか。
時代が、他の何かが、誰かが良い悪いを言いたいのではなくて前向きなお話しをしています。
肝心なことを伝えたいのはどの時代も同じですから、どのようにすれば上手く伝わるのかを試行錯誤しながら日々彼女、彼らと向き合っています。
習い事だけではなく学校やご家庭、会社でも皆さんはこうやって育てられているんだよ。
年齢を重ねないとなかなか気づけないこともあるから最初から全て分からなくても大丈夫なので頭の片隅に入れておいてね。
そして、ひとつのことを見て聞いたりしたときに相手が何を伝えたいのか、他の分野にどのように繋がるのかを感じ取る想像力を日々磨いておいて。
健康の栄養バランスのため苦手なお野菜やお魚を食べるように
元気になるために苦いお薬を飲むように
試験の平均点を上げるために得意科目だけではなくて、苦手な科目を克服するように
「優しさ」と「厳しさ」もひとつの科目だと思ってみてはいかがでしょうか。
つらいときはたくさん甘えて抱きしめられて、元気になったら、そこからまた立ち向かえるように
優しさと厳しさの中身はどちらも同じ愛情と方向性ですから、偏らずバランス良く受けましょう。
どちらも必要なの。