受付時間 10:00-13:00(土日を除く)
学校やお仕事も通常通りの生活となりましたね。
慌ただしく駆け回る週末でしたが、皆さんと会えたことがとても嬉しかったです。
今週もレッスンにご参加いただきありがとうございます。
いつも通りその日の目標を書いてもらってからOKサインに今年の干支であるとらの絵を書きました。
へび、うま、うさぎなど、みんなの干支を教えてもらったり
干支が全部言えるから聞いてほしい子もいて賑やかな時間でした。
バレエノートに書いたことがバーレッスンやセンターレッスンで応用できるようになってきましたね。
前屈、開脚が良くなっていますよ。
白鳥の湖の踊りのアームスの動きをご覧になられたことはありますか。
まるで、本物の白鳥のような柔らかい腕の動きをしていますよね。独特な膝の使い方により立体的な動きが出来るようになるのです。
過去に腕を怪我した子たちは、この動きがなかなか難しかったのですが最近は上手にできるようになって良かったね。
この腕の使い方は大人ですと、しなやかな二の腕のラインのエクササイズにもなるのでお勧めです。
バレリーナの引き締まった二の腕は、このバレエ独特のアームスの使い方で作られていきます。
園児さんたちは、音楽に合わせてプリエからルルベでアップが全員できるようになって素晴らしいです。
音楽がかかる前は素早く止まって準備、音楽の余韻が聞こえなくなるまでもポーズで止まっていることを訓練中なので
頑張って身につけていきましょう。
バーレッスンが終わり、センターレッスンに移るときは先生から
「飲み物を飲んだら、手提げ袋を片付けて、先生のところに集合」
「敷物を片付けて、飲み物を飲んだら、手提げ袋を持って先生のところに集合」などの指示が入ります。
お話しを良く聞いて、その通りに行動が出来るようにするための練習になります。
今日の目標を書いた後にノートをチェックしながら、このクラスのみんなにも干支を聞きながらお話ししました。
このクラスは年女の子がいましたよ。今年は良いことがありそうだねと言ったら可愛い顔で微笑んでいました。
それと、年賀状だけではなく寒中見舞いを送ってくれた子たち、どうもありがとう。
字が上手になってバレエの写真を使ってくれたのも嬉しかったです。
このクラスのみんなは1月末、2月初めのバレエストレッチ検定のために、どの項目を合格したいかを決めてみてね。
10級〜7級の子たちは検定カードの空欄の部分を目指して
6級〜4級を目指す子たちは、スプリッツ、カンブレ、3方向片足スプリッツ、Y字バランス、1番と5番ポジションの立ち方は日頃のレッスンで行っているのでそちらを優先的にやってみて
新しい動きの項目はレッスンのときに説明するからね。
踊る時やバランスをキープするときに、レッスンでは目の使い方をたくさん指摘されますよね。
人間の身体は皮膚、筋肉、関節からの情報や耳からの情報、そして目からの情報でバランスを取っています。
目で周囲の景色を見ることで垂直や水平方向を知るので、目は運動をスムーズに行うのにとても大切です。
視力が悪い子が眼鏡やコンタクトに変えたとき、回転やバランスが取りやすくなったり集中力が出ることがあります。
医師がメニエール病のバレエダンサーを見て、普通の人なら寝たきりになるのに日頃のレッスンで平衡感覚を鍛えて対応できる姿を見て驚くこともあるようですよ。
あとは、目はバランスを取るだけではなくて表現力のひとつでもあるので
バレリーナは目が綺麗で魅力的な人が多くいるのです。
進級をした子たちは、回転のシェネをいきなり回るのではなく分解作業したシェネの練習を行っています。
お顔の付け方、ボディの向きなどの基本の型作りを丁寧に行います。
先輩のお姉さんたちでは右回りのシェネが今までで一番上手に回れた子がいて嬉しそうな顔をしていました。
コツが掴めたかと思うので、その感覚を忘れずにね。
「筆記開示」という心理療法は書くことでストレス、不安などの心のモヤモヤの原因を発見したり、客観的に自分と向き合うことができたり、今後の見通しが明確になることに役立ちます。
「何が不安なのか」「どうなれば嬉しいのか」「そのためには今何ができるのか」などの対処法を見つけられます。
また、感謝の気持ちやポジティブな言葉を書くことで心身に良い影響を与えて、慢性的なネガティブな感情を打ち消してくれることを
カルフォルニア大学の心理学教授のロバート・エモンズ博士は言っています。
そして、免疫力の向上や健康管理の肉体的効能、ポジティブな感情などの心理的効能、社会生活で外交的になる社会的効能も認められています。
日頃、テキストを使ってバレエノートを書いているのはこのような意味もあるのです。
このクラスの皆さんも今月末や2月初めのバレエストレッチ検定のために検定内容の用紙と検定カードを確認してみましょう。
中等科クラスと同じように、10級〜7級の子たちは検定カードの空欄の部分を目指し
6級〜4級を目指す子たちは、日頃行なっているスプリッツ、カンブレ、3方向片足スプリッツ、Y字バランス、1番と5番の立ち方のポジションを優先的に練習してみてね。
身体が固くなると気持ちも滅入るから、よくほぐして、ストレッチしてあげましょう。
皆さんからは、足が高く上げられるようになりたいという声を良く聞きます。
まず軸足でしっかりと強く立てることで動足の自由度が変わっていきます。
アテール(踵が床についた状態)でクドゥピエからルティレまでの通過はしっかり軸足に乗ってふらついていないか
それをバーから手を離した状態で行えるか
低い高さの状態でも良いのでキープすることで軸足の筋力の持久力を作ることもできます。
また、クドゥピエからルティレの通過やデブロッペから膝を伸ばしていく時の
目線、首、上半身の繋がりや次の動きにスムーズに運べるかなどの全体的なコーディネーションも大切です。
その他にはコーディネーションをする際に動かしにくい場所を見つけて、ほぐす、ストレッチ、鍛えるなど補足のエクササイズや基礎体力をつけたり
足を上げる時に辛くても表情に出さない表現力、ふらついても動じない強さなども身につけられると
足が高く上げられることに繋がっていきます。
バレエは有酸素運動で心肺機能がアップして持久力が高まります。
センターレッスンのアレグロの早い動きやワルツのジャンプ、ターンなどが疲れにくくなり、練習量の回数もこなせるようになるので上達の速度も上がります。
身体と心は深く繋がっているのでメンタルも疲れにくくなるのです。
身体が疲れると姿勢が悪くなり、気分も落ちやすくなり、やる気がなくダラダラした生活を送りがち
姿勢が悪く、首が前に出て、肩が丸くなると身体への酸素供給が減って疲れやすい体になるので心にも影響されやすいのです。
皆さんが前向きにバレエやお勉強、お仕事などの日常生活が送れたり
悪循環のサイクルを断ち切ったり、前に一歩踏み出すきっかけにもバレエは役立つので
そのようなことを思い出しながらレッスンを行うのも良いのではないでしょうか。
今回はバリエーションクラスで振付をしている各役柄のご紹介をいたします。
まずは「パ・ド・トロワ」は白鳥の湖の第1幕の踊りです。
白鳥の湖の序奏は、お花畑で花摘みをしているオデットが悪のロットバルトに白鳥にされてしまいます。
第1幕では、王宮でジークフリード王子の21歳の誕生日のお祝いが行われ王子の友人たちが祝福の踊りをします。
この祝福の踊りが「パ・ド・トロワ」です。トロワとは「3」という意味があり、男性1名と女性2名の3名で踊ります。
3名→女性→男性→女性→3名という流れで進み、今回は片方の女性のパートの振付です。お祝いの踊りだから祝福の気持ちを大切にして役柄を演じてみましょう。
ガムザッティの振付は「ラ・バヤデール」の作品で古代インドが舞台となっています。
戦士ソロルと舞姫のニキヤが恋に落ちて結婚の約束をしますが、国王のラジャがソロルを気に入り娘のガムザッティと結婚をさせてしまう切ないお話しです。
大人の女性の雰囲気を作ってみましょう。
「メドゥーラのバリエーション」の振付は「海賊」の作品でギリシャの地中海のイオニア海が舞台となります。
コンラッド、アリ、ビルランドが乗った海賊船が難破したところを娘のメドゥーラとギュリナーラが助けて、コンラッドとメドゥーラは恋に落ちます。
メドゥーラとギュリナーラは奴隷商人に連れ去られてしまいますが、コンラッドが救い出します。
そして、メドゥーラたちと共に再び海へ漕ぎ出す物語です。
恋の物語ですから恋心の経験を生かしてみるのはいかがでしょうか。
発表会をご経験されたことのある方は分かると思いますが、舞台本番というのは突然のトラブルなどが起こることがあります。
例えば、踊っているときにトウシューズのリボンが切れてしまったり、髪飾りが取れてしまったり、衣装のホックが外れてしまったり
照明が眩しくてうまくバランスが取れなかったり、広い舞台とお客様に圧倒されてしまったり、床と相性が合わなかったり、用意していた本番用のトウシューズが前日リハーサルで潰れてしまったり
怪我や体調を崩したり、踊っている途中で滑って転んでしまったり、回転で失敗をしてしまったり、振付を間違えてしまったりと
いろいろなことがありますよね。
それでもバレリーナは音楽が続いていれば最後まで踊りきります。
上手くいかなかったことを他の何かの誰かのせいにはしません。
慌てずに、焦らずに、今できることを丁寧に、確実に一つずつ、前を向いてより良い方向に進めていきます。
そうすれば、踊っている途中にトラブルはあったとしても最後はお客様に感動を与えて拍手がもらえます。
だから、皆さんももし日常生活で突然の出来事があったとしても舞台を経験した者ならば
途中から落ち着いて立て直して、最後はお客様から拍手をもらえるような成功を手にする力を持っていますから、どうぞその経験の力を使ってあげて下さい。
最後に笑顔になれるのは皆さんだから
そして、その笑顔になれるバレエ教室を私たちは守ります。