受付時間 10:00-13:00(土日を除く)
お教室の隣のお寺にはピンクの梅の花が美しく咲いていますよ。もう春は近づいています。
綺麗だから見てみて下さいね。
今週もレッスンにご参加いただきありがとうございます。
いつも通りに今日の目標を書いてもらいノートを見ていると字が上手になった子がいましたね。
2月のイベントは節分、バレンタイン。ノートが書けた子のサインに節分の鬼の絵をリクエストされたので描きました。
鬼が持っている金棒のリクエストもあり少し苦戦しながら付け足して、みんなで大笑いした時間でした。
このちょっとした会話のコミュニケーションの時間があると、レッスンを前向きにスタートできるきっかけになります。
学級閉鎖などの生活のリズムの変化で猫背になったり
足腰の筋力が弱くなったり、身体がかたくなったり、深い呼吸ができなかったり
人との会話が久しぶりでコミュニケーション不足だったりしているのを感じています。
なかなか大変ですが、この2月〜3月にかけては昨年末までの自分たちの良い心身の状態を思い出していきましょうね。
姿勢、呼吸、足の指、アームスなどの基本を見直しています。
なかなかコンスタントにレッスンが受けられなかった子もいるので、集中力の持続やモチベーションを上げることが大変だったかと思います。
しかし、レッスンにのってくるといつもの感覚が少しずつ戻ってくるようで表情が変わっていきます。
久しぶりのメリーポピンズの振付でしたが、良く順番を覚えていましたね、素晴らしいです。
後半の振付けを早くみんなでやりたいね。
みんな早く集まれー。
このクラスの子たちとはバレエノートを書きながらバレンタインチョコの女子トークで盛り上がりました。
好きな男の子、お友達、お父さんなどに渡すために
手作りチョコ、購入したチョコ、ラッピング、渡し方など人それぞれで、いろいろと女心を分かってほしいところよね。
この前の週、男の子は「チョコがもらえない」なんて言う子がいたので、ノートが上手に書けたサインにはハートのチョコの絵を描いてあげました。
身体が少しかたくなっているので、この2月〜3月はコンスタントにレッスンを受けてコンディションを取り戻していきましょう。
筋力、体力、集中力が落ちているので、やり初めは大変かとは思いますが
自分の身体と心を目覚めさせてあげましょうね。
スタジオレッスンとオンラインレッスンは選べるようになっています。
画面上でみんなで「こんにちは」とご挨拶
スタジオレッスンの子たちも画面の前に集まって、手を振ってオンラインレッスンの子たちにご挨拶
カメラでお教室全体を映して、スタジオレッスンの生徒さん、教師の姿が見られるようにしてレッスンを進行します。
音楽をかけてみんなで一斉に踊るときは、片方の教師はスタジオレッスンの生徒さんの指導
もう片方の教師は、オンラインレッスンの生徒さんへの指導をします。
踊り終わって、教師が生徒さんへ身体の使い方の説明を行っているときは
オンラインレッスンの生徒さんに声が届きにくい場合もあるので、もう片方の教師がマイクで解説します。
また、動物を飼っているお宅は猫や犬がよく登場して可愛らしい場面があります。
子供たちがレッスンをしていると、じゃれてきたり、カメラの前にドンと座っていたり、横ぎったりとなかなかおもしろいのです。
回数をこなしていくと、教師と生徒さんの呼吸も少しずつ合っていくのを感じます。
ゆっくり慣れていけば大丈夫
テーマは「Unite」ですから、みんなで気持ちをひとつにして団結してレッスンを楽しむ環境を作っていきましょう。
進級をしたばかりの子たちは、特にフラッペ、グラン・バットマン、アレグロを覚えていきましょうね。
オンラインレッスンを受けている子たちは分かると思いますが、バレエのオンラインレッスンはとても集中力を使うよね。
よく見て、話をよく聞いて、与えられた環境でいかに最大限行うか、みんなで気持ちをひとつにするかなど
けっこうエネルギーを使うのではないでしょうか。
それは教師側も同じで、見せ方、説明の内容、話し方、音楽のかけるタイミングなど研究することがたくさんあります。
スタジオレッスンほど良いものはありませんが、この時代ですから使用する場面はこれからも出てくるでしょう。
オンラインレッスンの方が難しいと思われるかもしれませんが、生徒さんや教師が協力し合い極めることで
それは自然とスタジオレッスンの質が上がり、生徒さんたちのレッスンの受け方や上達に繋がりより良い環境に繋がるものでもあると考えています。
今だけではなく、その先も見ています。
興味深い写真がありましたのでご紹介しますね。
これはロシアの戦時中にバレエ教室が爆撃に合い踊る場所がないため、野外でレッスンをしている様子です。
板を敷いて、バーの代わりになる棒を使っています。まるでオンラインレッスンのようですね。
また、戦時中の日本ではバレエ用語は敵対国に対する敵性語であり禁止されていたので
ダンサーたちはバレエ用語を日本語に作り直して使用していました。
例えば、男性の回転技の「トゥール・ザン・レール」は「くるくるぽん」
「グラン・ジュッテ」は「はすがいとんぼ」
「ジュッテ・アントルラッセ」は「足からげ」というように
今の時代と状況は違いますが、どの時代の人たちもいろいろと工夫をしながらレッスンをして乗り越えてきたのですね。
大変なのは自分たちだけではないよ。
このお話しは「バレリーナ谷桃子バレエ物語」の本に書いてあるので、興味がある方は是非読んでみて下さい。
このクラスの子たちもコンディションやモチベーションを戻すのが大変かと思いますが
さすが、高等科です。今、目の前にあることを淡々と行う姿は立派ですね。
自分のことだけではなく、まわりへの配慮の気持ちなどもしてくれてどうもありがとう。
一緒に頑張って取り戻していこうね。
バーレッスンをしていると、いつものスタジオの床って使いやすいなと感じませんか。
長年、村上バレエでレッスンをしていて高等科の年齢になると同じことを考えている子がけっこういます。
長年使い慣れたお教室の床は、みんなのたくさんの思い出がつまっています。
中高生は筋力の低下、身長が伸びたり、大人の女性の身体付きと付き合いながらトウシューズレッスンをしています。
トウシューズは自分の弱いところが正直に出やすいので、落ち込むことがあるかと思いますが先輩のお姉さん方もそのような時期がありました。
ひとつの通過点なので、あまりめげずにいてね。
最近、バリエーションクラスで新しく振付けをしている作品紹介をします。
「ドン・キ・ホーテ」2幕よりキューピッドのバリエーション
「ドン・キ・ホーテ」の2幕で主人公のドン・キ・ホーテが眠っている間の夢を見る森の場面で登場します。
そして、その森の場面でドン・キ・ホーテと一緒に踊るのがドルシネア姫
こちらのバリエーションも行っています。
「タリスマン」よりニリチのバリエーション
舞台はインドで、天界に住んでいる女神ニリチは、父の命令で地上に修行に行くことになりました。
母はニリチにお守りのタリスマンを渡します。
このお守りを持っていればいつでも天界に戻れますが、人間に恋をしてしまうと天界に戻れなくなることを伝えます。
下界に住むヌレディンは王の娘、ダマヤンティと婚約していますが彼は結婚に乗り気ではありません。
ある日、ヌレディンはニリチと出会い恋に落ちてしまいます。2人は愛を貫くという物語です。
さまざまな企業、医療業界、バレエ団はバレエダンサー 、教師、バレエを生かした職業を目指す方たちへのサポート環境を広げて
日本のバレエ界発展のため貢献をされていますが
都内や関西の街中のバレエ教室でもその取り組みが広がっています。
医師なら研修医、会社なら研修期間があるように誰にでも下積み時代があります。準備期間となる少し中途半端な時期かもしれません。
バレエダンサー、教師、バレエを生かした職業を目指す下積み時代の方たちは
朝か夜は自身のレッスン、複数のお仕事を掛け持ち、スキルを磨く勉強などをして日々ハードなスケジュールをこなしています。
しかし、彼女彼らには悩みがつきもの
自分のレッスン時間や場所の確保、知識や経験を蓄えたアイディアを試す機会やそれを研究する場所
自分の得意分野を見抜いて能力を引き出してくれたり、不足しているものに対して真摯にアドバイスしてくれる人
一緒に学び合う仲間、体調や忙しさを相談できる人などになかなか恵まれていません。
本業のために自分を磨く環境が少ないため、一人で抱え込んでしまったり年月が経ち過ぎてしまうこともあります。
ハードなスケジュールを過ごしていますから、その間に身体を壊したり、怪我をしたり、過労から難病を発症して症状と付き合いながら闘っている方もいます。
もっと踊りたいのに、勉強したいのに、自分の力を試したいのに、誰かのために役に立ちたいのに力を出しきれない
不足しているものはたくさんあったとしても、バレエを精一杯続けてきたバレエしかない人たちが
バレエすらないかもしれなくて
悲しい物語が繰り返されてしまっています。
少しヘビーな内容ですが、前向きなお話しとしてお伝えしています。
夢を叶えたい、何かを成し遂げたいと願うのは子供だけではなく
20代〜40代の働き盛り、踊り盛り、知識や経験を蓄えた男女共にエネルギッシュな美しい時代を生きる人たちも同じであり
良い経験や悪い経験もそれを糧にして意味あるものにしたいと思うのが、人間の自然な感情でもありますから
そのような彼女、彼らの能力が開花する手助けをするために立ち上がったバレエ教室が増えてきました。
それは、本人たちのバレエ人生が報われるだけではなく
バレエを習うお子様たちの健康や美しさ、踊りの上達に役立つ貴重な力でもありますし
立派に育ったお子様の姿は親御様の喜びにも繋がります。
バレエを習うお子様が楽しくレッスンに専念できるような環境を広げることと同時に
下積み時代を生きる「美しい結晶たちを花開かせる」ことも
街中のバレエ教室のお役目のひとつであるということが、やっと理解される時代に入りました。
海外のバレエ雑誌でも有名な話ですが、日本のバレエ人口は40万人もいるのです。
時間はかかるかもしれませんが
気がついた人が行動することで日本のバレエ界発展の速度は早まるのではないでしょうか。
学級閉鎖、お仕事に支障が出たりと慌ただしい日々をお過ごしで心身共にお疲れの中
いつも村上バレエのレッスンにご参加いただき誠にありがとうございます。
1月になかなかレッスンをコンスタントに受けられなかった方たちは
筋力や体力の低下、猫背や身体がかたくなる、踊りにくい、順番が覚えられない、コミュニケーション不足、モチベーションの低下が見られます。
深刻ではありますが、いたしかたないことです。
しかし、これは必ず取り戻せますから大丈夫。
築き上げるのは年単位、崩れ去るのは一瞬と
日々、大変かとは思いますが
昨年末までの自分たちのモチベーション、コンディションを思い出してみて下さい。
「私はここまでバレエを続けてきたんだ」という自信と誇り
日々のレッスンで蓄えたエネルギーはみんなの中にきちんと残っているし
健康な身体を持っているんだから、あっというまに乗り越えられるからみんななら大丈夫。
このようなお話しをしながら、2月はみんなで力を合わせて立て直しているところです。